壱岐修学旅行感想文 


『壱岐めぐり』サイト掲載分より

『壱岐めぐり』は壱岐市芦辺町在住山口様の壱岐応援・解説サイトです。
壱岐に関する歴史・人物・観光など幅広く掲載してあります。


「ノリの良い民宿のおっちゃんたち」


 「壱岐?コンビニとかなさげやし、なんかあるんか?」私は最初、そん
なことを思って旅行の用意をしていた。しかし、当日、早起きして集合、
バス、新幹線、船と乗り継いで着いた壱岐は、私の思惑をとてもよい意味
で裏切った。都会の海より何倍も綺麗なグラデーションの壱岐の海。方言
を使いまくる、ノリの良い民宿のおっちゃんたち。手を振ってくれる地元
の小学生。面白いバスガイドのお姉さん。皆、心から大歓迎してくれて思
わず、「素晴らしいな!感動もんやわ。」と言ってしまうほど良い印象を
持った。

 二日目も感動すること、楽しい事ばかりだった。ペーロン船では、「ピ
―チク ピーチク」の掛け声で必死にこいだ。千賀荘のおっちゃんがハス
キーボイスで励ましてくれたこともあってか、男女混合チームといい勝負
だった。もう体操服がビシャビシャだったけど、逆にスッキリした気分に
なった。地引き網では、上げられた魚が浜辺でハリみたいなものを刺され
ているのを見て、「うおーっ可哀相!」と叫んでしまった。その後は別の
クラスの友達と一緒に遊んでいた。変な想像をしては大爆笑していたので、
周りから見たらヘンだったと思う。そしてバーベキュー。おっちゃんにド
バっと具を入れられて、とにかく頑張って食べた。

 体験は無人島で、蛇ケ谷というところで断崖絶壁を見ては、「ひゃーつ
すっごーつ」と、匍匐前進しながら叫んでいた。もう、最初つまんないと
思っていた自分が阿呆みたいだった。

 帰りは「もう帰っちゃうんか。もっとおりたいわ」と思い始めていた。
でも学校に着くと、「火曜日からまた気合を入れよ!」と決心した。
 旅行は、みんなで行くととても楽しい。修学旅行、無事にみんなで行け
て本当によかった。           (女子)

 

「空気がさらさらや」

 壱岐に着いて一番にそう思った。大阪のように蒸し暑くなく、冷たすぎ
る事もなかった。私は初めて空気の気持ちよさを味わえてうれしくなり、
早く壱岐の奥へ行きたくなってきた。

 壱岐を思い出して一番に頭に浮かぶのはやっぱり海だ。一日目は曇りだ
ったので、がっかりした。けれど、二日目に浜辺へ行った時感激した。予
想以上の青さと美しさ…。ずっと眺めていても全然飽きない水面の輝きが
印象的だった。こんな海からとれた魚も絶品で、「タイとハマチは歯ごた
えがあるのが美味しくて、イカは透明なほど新鮮やねんで。」と、母が教
えてくれたポイントが全てそろっていた。こんなに食べていいのかなと思
いながらも、パクパク食べて大満足だった。

 ペーロン船や地引網、魚釣りとさまざまな体験をし、たくさんの大切な
思い出作りができて、大変中身の濃い修学旅行になったと思う。これを活
かして学校・地域でもしっかり活用していきたい。出発する前の壱岐のイ
メージは消えて、代わりに「一度はいってみるべきだ」という人に勧めた
い島になった。今度は泳ぎに行きたい。今回、名前も知らなかったこの島
に楽しく学べて本当に良かった。           
  (女子)

「楽しい修学旅行やった」

「行くの嫌や」と、修学旅行に行くずっと前からお母さんに愚痴ってい
た私だったが、いざ出発!!となった日は、そんな言葉は吹っ飛んでいた
ぐらいすごく楽しい修学旅行だった。

 新大阪から乗った長い長い新幹線の旅は、最高におもしろかった。他の
号車に行って写真を撮ったり、トランプをしていると、普段はあまり食べ
ないお菓子もどんどん食べられてしまう。そんなぐらい楽しい新幹線の熱
気に包まれていると、博多なんてあっという間だった。久しぶりの船で壱
岐の島まで行く間、朝が早すぎたせいか、船に乗ってすぐ寝てしまった。
友達に起されて船から下りると、いつの間にか、今まで降っていた雨がや
み、青空が広がっていた。その時私は、村長さんが歓迎して下さったみた
いに、この島も空もみんなが歓迎してくれているみたいだと思い、とても
うれしく思った瞬間だった。そんな思いで民宿に着くと、そこの人達もみ
なさんいい人ばかりでとてもよかった。ごはんもおいしくて、その後やっ
た花火もとても楽しかった。

 すがすがしい気持ちで起きることができた二日目。この日が一番楽しか
った。特に、ペーロン船が一番心に残っている思い出。みんなが「ピイチ
ク」「ピイチク」とかけ声をかけながら、一生懸命がんばったが二位だっ
た。でも、負けても悔しい気持ちはあまりなかった。それは、みんなでが
んばったので悔いの無いレースが出来たからではないかと思う。もう一つ
バーベキューをしていた時に飛んできた「トンビ」が目に残った。「トン
ビ」なんか初めて見たので、修学旅行の思い出として心に残っている。今
日も楽しい思い出を作って一日を終えることができた。

 「また行きたい」と思える修学旅行でとてもよかったと思う。また、こ
のクラスだったからこそ、いろいろ楽しめたと思うことがたくさんあった。
                            (女子)
    

印象に残っているのは海だ」

 修学旅行の行き先は壱岐だと聞いた時、正直あまり気がすすまなかっ
た。いざ行ってみると、海はきれいだし、自然もいっぱいで、島の人も
やさしくて、考えていたより全然いい所だった。印象に残っているのは
海だ。海で地引網をして、とれた魚をすぐにさばいたり、ペーロン船の
競争をしたりした。しかも、その競争では、うちのクラスが優勝して、
本当にうれしかった。でも、一番おもしろかったのは、みんなで海で泳
いだことだ。こんなに大勢で、海で遊んだのは初めてだったから、本当
にいい思い出になった。楽しくて、時間が過ぎるのを忘れてしまうほど
楽しかった修学旅行。また行ってみたいと思った。    (男子)


体調35cmのイスズミをあげた!」

 日曜日は雨だった。台風の影響で壱岐への船は土曜日は欠航だったの
で、修学旅行がちゃんと行けるか心配だった。
 月曜日の朝、学校にみんなの顔がそろい、重たい荷物を持ってバスに乗
り、新大阪駅に向かった。バスの中で深刻な状態に陥った。急な腹痛にみ
まわれ、バスの中で一人で闘っていた。新大阪駅に到着し、事無きを得る
と、今度は博多駅に向かう新幹線に乗り、平穏な列車の旅を楽しんだ。
 博多は予報よりも暑く、まわりを見るとラーメン屋があり、早速名物を
みつけた。博多港へ向かうバスに乗り、高速船ヴィーナスに乗り継いで壱
岐に到着した。
 入島式であいさつをした後、左京鼻で記念撮影をした。とてもきれいな
風景の中に一つ高くそびえる岩があり、それが左京鼻と呼ばれていて、と
ても壮大な感じがした。
 民宿の人達とのあいさつをして、自分達の部屋に入り、室長会議を済ま
せると風呂に入った。その後の夕食を食べるとバスで体育館に向かい、ド
ッジボールをしたが一勝二敗という結果に終った。民宿に帰る時、バスか
ら降りてホタルを見た。とてもきれいで感動した。
 次ぎの日、朝食を食べた後すぐに海に行き、マリンスポーツをした。シ
ーカヤックに乗っていると転倒して、足が届かずかなり焦ったが、すぐに
助けに来て別の船を用意してくれ、すごく迷惑をかけてしまった。
 ペーロン船はさほど難しくなく、漕げば漕ぐほど速く進んだ。シュノー
ケリングでは魚がたくさん見れたが、岩で手足にたくさんけがをした。
 4つのマリンスポーツの中ではバナナボートが一番楽しかった。ジェッ
トスキーでバナナボートを引っ張り、波に合わせてボートが揺れ、風を切
って走り抜ける気分は最高だった。
 午後のいかだ釣りは最初の一時間は全く釣れず、後半になっても金魚み
たいなのが一匹釣れただけだった。残り15分になって、あきらめている
と、突然さおが重くなり、腕を上下左右に振りながら釣り上げると、みん
なの中で一番大きい魚、三十五cmはあるイスズミを陸に上げた。食べら
れない魚だったが、とても嬉しくて満足した日だった。
 最終日は、朝食を食べるとバスに乗り、ヴィーナスに乗り、またバスに
乗ってスペースワールドに到着した。
 スペースワールドを後にしてバスで小倉駅に向かい、帰りの新幹線に乗
り新大阪駅に向かった。
 学校に向かうバスに乗り、学校に着くと先生の最後の挨拶を終え、楽し
い修学旅行も終わりを告げた。              
(男子)

       

「イルカにタッチ!」

 6月2日〜4日の間、私達は修学旅行に行った。初日の2日で私が特に
面白かったのは新幹線です。新幹線の中では、他のクラスの友達ともいっ
ぱい話ができたし、何より今まであまり話す機会のなかった子ともトラン
プをしたり、話をしたりできて、新しい発見があったので嬉しかった。
 2日目の3日、朝から海へ向かってマリンスポーツをした。最初にシー
カヤックに挑戦した。2人一組シーカヤックに乗って漕いで行くのだが、
これがまた思うように進まない。友達のペアのシーカヤックにぶつかった
り、隣で違うクラスの楽しんでいるペーロン船に突っ込みそうになったり
して、大変だったけど楽しかった。
 昼からは、歴史散歩Bコースのため、風土記の丘・猿岩を見た。特に楽
しかったのはイルカパーク。私は昔からイルカが大好きだったのでエサを
あげたり、頭をなでる体験ができたので嬉しかった。イルカの感触とは前
にも握手した事があって触るのは二度目だけど、前とはまた違う感じだっ
た。友達は、「なすびみたい」と言っていた。
 3日間、ドッジボールやクラスレク、花火などすごく思い出に残る修学
旅行だった。またあの海のきれいな壱岐の島に行きたい。  
(女子)

       


両手いっぱいの思い出と笑顔」

 過ぎてしまえば案外呆味無い思い出なのだが、このマンネリ化した日常
に多少の光が差し込んだような日々だった。夢から覚めた時のような不快
感が少し胸に残る。ここはある意味、壱岐より蒸し暑い。
 交通事情は常に地獄だった。排気ガスや呼吸によって排出された二酸化
炭素、そして人込み…。失望することさえ忘れてしまっていた。
 そうやってうなだれているうちに、まるで宝物のような島「壱岐」に到
着した。壱岐の人達はやはり歓迎し慣れているという感じを受けたが、笑
顔は格別素敵だった。環境が人を作るとは、まさにこのことだなと思っ
た。透き通るエメラルドグリーンの海は、どこまでも甘美なような気がし
た。
 時間がたつのが、これほど早いと思ってはいなかった。壱岐での生活
は、既に始まっているのだ。初日の夕食で、初めて壱岐の豪快な海の幸に
お目にかかった時は、見ているだけでお腹一杯だった。それより、もっと
食べたいと思っている心とは裏腹に、私の体調は悪くなっていく一方だっ
た。友人の前では極力元気なようにつくろってはいたが、やはり私は甘っ
たれだ。保健の先生を見るとすぐさま、体温計を借りた。原因不明の腹痛
と頭痛はもやは持病で、体力より先に血液がほしかった。
 そもそも私は団体行動が大嫌いで仕方ない。ドッジボールの時だって、
一人お外でずっと空を眺めていられるのならば、たとえ正露丸が効かなく
てもそのほうがずっとマシだった。
 腹痛に侵されることに限界を感じた私はまともに苦しむ事すら出来なく
なり、部屋でジョークばかり発言して気を紛らわしていた。同調していた
小林と爆弾発言ばかりしていたが、そのうち彼女は疲れて眠ってしまっ
た。そして、少し痛みが治まったのを見計らって退屈な夜とお別れした。

 二日目のマリンスポーツは、愚痴をこぼしながらも楽しみにはしていた
ものだ。無関心なはずがない。ペーロン船は、船自体よりもインストラク
ターの喋りのほうが印象が深かった。「訛り最高」とずっと思っていた。
バナナボートでは、命一杯の潮風と綾乃さんの悲鳴を浴びて、とても愉快
だった。降りる際、滑って転んでしまった為に、冷たい海水の中を思い切
り潜ってしまった。それ以降の二種目は寒くてたまらなかったので見学し
ていたが、気になったので感想を友人に聞いた。どうやら不人気だったみ
たいらしい。その上、シュノーケリングでは怪我人続出というのだから、
大人しく日向ぼっこしていて正解だったと思った。こういうのを世間では
?ズル?と罵る。自分のことは結局、自分自身が一番よく理解しているの
だ。
 午後から私は、無人島班だったので辰の島へ行った。無人島は無人島な
のだが、海水浴場はあるし、トイレまであるのだから、なんとも無人島と
はいいがたい雰囲気の場所が所々あった。しかし、蛇ケ谷は見事な断崖で
、写真を撮ろうと近寄っても、足が竦んでなかなか良い絵にならなかっ
た。「二時間のドキュメンタリー番組やね。主催は南高で!」と友達と二
人で語った。嗚呼、自然は私たちに寛大だ。本気でそう思った。

 こうやって呑気に自然に浸っているうちに、壱岐ともお別れになってし
まった。この紙きれには収まりきれない両手一杯の思い出と笑顔をくれた
壱岐。思い出を脳裏深くに優しく沈めた。
 帰宅後、最小限の用事を済ませたら、死んだように眠った。翌日寝坊し
て遅刻したのは言うまでもない。            
 (女子)

   

「クラスの団結」
      

 6月2日、待ちにまった修学旅行の日。前日につめた荷物はパンパンで
結構重たかった。5時半に起きた。いつもよりだいぶ早くて学校へ向かう
道でも目はしっかり開いてなかった気がする。
 バス、新幹線、またバスに乗って船に乗った。壱岐まではとても遠く時
間がかかったけれど、友達と一緒にはしゃいでいたから壱岐に着くまでそ
んなに飽きることはなかった。これから始まる修学旅行がどんなものにな
るんだろうかという期待と興奮で一杯だった。
 たくさんの乗り物に乗ってやっと壱岐に着いた。少し疲れたけど前にあ
る緑色で透明感の高い海を見ていると、また「壱岐でどんな事が起こるの
だろう」という気持で一杯になって疲れなんて忘れてしまった。
 最初に行ったのは左京鼻。緑の草花と遠くまで続く青い海はとてもきれ
いな景色だった。岩の間を抜けて海の近くまで降りてみた。海の水はきれ
いで触ってみると冷たく気持ちよかった。
 夜は学年レクレーションでクラス対抗ドッジボール大会。私は1組Bチ
ームで男子たちの活躍でBチームの中では1位になれた。ドッジボールで
はみんなで少しだけど団結できて良かった。
 二日目は午前中はマリンスポーツで、ペーロン船・シーカヤック・バナ
ナボート・シュノーケリング。天気はよくなかったので海の水はとても冷
たく感じた。友達たちとふざけて水のかけあいをしていた時は、空は雲が
一杯で太陽がでていなかったので少し風が寒く感じた。そのぬれた体でペ
ーロン船。みんなの団結はイマイチでうまく進まず大変だった。バナナボ
ートは乗っているだけだったので、よけいに楽しく感じることができた。
シーカヤックは進むのだけでも苦労した。シュノーケリングは寒かったの
で見学していた。
 午後からは歴史探索Aコース。いろんな所をまわったけど一番よかった
のはイルカパーク。イルカたちはすごくかわいかった。その夜は花火をし
たりカラオケをしたりホタルを見に行ったり…・。普段は全然喋らない子
とも喋れてよかった。部屋に戻って次ぎの日の朝は早く出るから荷物を詰
めた。
 壱岐に行ってできた思い出はこれからずっと忘れないと思う。そしてこ
の修学旅行のことを忘れずに今よりももっとクラスの団結を深めていきた
い。                         (女子)


      
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